0020/05/28

学生服とは

学生服(がくせいふく)は、学校の所属者(学生・生徒)が着用することを目的に規定された服の中で、男子向けの詰襟を用いた共布上下の衣服を指す。
概要
学生服は、広義には、学校制服・標準服として定められたり、また学生生徒向けのフォーマルウェアである衣服を意味するが、狭義には、その内でも特に「詰襟かつ立襟[1](ごく一部には折襟や開襟の学校も存在するが)の共布上下で、男子生徒・学生用の衣服」を指す。本項では主に、後者のものについて記述する。
基本的には中高生向けの制服であり、小学校や大学においても稀に用いられる。夏季には上衣を用いず[2]、主に白地のシャツのみとされることが多く、ズボン・スラックスも生地が薄く通気性に優れた夏用のものがある(夏用が存在するのは、主に標準型)。春や秋の衣替え期はベストカーディガン等を温度調節に着る場合も多い。
主要生産地は岡山県倉敷市児島地区。学生服メーカーが集中し、国内生産量の7割を占める[3]
全国で詰襟学生服の採用率は2000年代中盤で高校で約2割、中学校で約7割とのデータがある[4]
色は、黒色のものが圧倒的に多いが、学校によっては濃紺群青色灰色、数こそ少ないが黒地にシャドーストライプの生地などが使われる場合もある。また、コスプレ用やイベント衣装用等として[2]、柄物の学生服も少数ではあるが生産されている。
素材はウールポリエステルやその混紡が主で、総裏のものと背抜きのものがある。また、戦前の夏服[2]には綿などが用いられることもあった。かつては純毛のサージ織が大半であったが、現在ではカシドスと呼ばれる目の細かい織りのものが増えてきており、夏用のズボンには平織りの生地が使われることもある。既成の変形学生服の多くは、ポリエステル100%のカシドスである。
前合わせは五つボタンが一般的であるが、七つボタンのものやホックファスナーで留めるタイプもある。
詰襟タイプの男子学生服は学ランとも呼ばれる。学ランの「ラン」は和蘭陀の「ラン」を指し、江戸時代に洋服を蘭服と呼んでいたことに由来するという説がある。つまり呉服(中国由来のスタイルの服=今で言う和服)に対しての蘭服(西洋の服)として、蘭学同様鎖国中は和蘭陀が西洋全てを代表する名前となっていたためである[4]。その後隠語として生き続けた後、昭和50年代にマンガで使用されてから再び表舞台でも使われるようになった[5]
なお、詰襟タイプの学生服が「男子学生の制服」として採用されていたのは、日本とその影響を受けた韓国、大陸時代の中華民国ほどであった(詳しくは制服#日本国外における学校の制服詰襟#学生服としての詰襟を参照)。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

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